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レスリングにおけるA-wearを用いたトレーニングの有効性

レスリングにおけるA-wearを用いたトレーニングの有効性

レスリングは、世界最古の格闘技とされており、全身を使うスポーツである。そのため、勝利を得るためには、瞬発力、持久力、パワー、スピード、バランス、敏捷性、技術、作戦といった全ての要素が求められる。

総合力が求められるなかで、この競技における特に考慮すべき観点は、

•相手をキャッチするために腕が、ファーストコンタクトの際に必ず用いられること。

•対戦相手にかける力の方向として、引き込みの動作がメインとなること。

以上の二点であり、これらが、打撃を中心とした格闘技とは異なる、レスリングの特徴となっている。

この二つの特徴を考慮し、相手の背中をマットに付けることを如何に達成するかをまとめ、そのためにA-wear用いたトレーニングが有効であることを明示出来れば、必要不可欠と言えることになる。

※この二点に注目するのであれば、グレコローマン、フリー、いずれにおいてもA-wearが必要であることを理屈付けることができる。

以下にこの回答を明示する。

まず、第一に腕を使い相手を引き込む、という動作において、肩甲骨上腕関節にその連結点が置かれる必要がある。

相手をキャッチし、引き込む際には、肩関節の伸展方向への張力が必要となるがその際により大きな張力を発揮するには上記関節で、広背筋、及び三角筋後部の最大収縮を達成することが必要だからである。

また、上記の広背筋、三角筋の収縮活動レベルにおいてはもちろんだが、、上腕二頭筋での引きを考えた場合、この筋肉において鎖骨上腕関節にその連結点をおく場合、上腕二頭筋短頭の収縮がより活動的となり、肩甲骨上腕関節に連結点をおく場合には、長頭が活動優位となる。

長頭側の収縮は肩甲骨を介し、広背筋筋の収縮に連結するため引きの動作がキネマティックチェーンを有効活用し、全身の連動から引き動作をおこなうことができるが、「短頭側では起こらない」。

つまり、レスリングで勝利するためには肩甲上腕関節に連結点を作ることが必要条件であることがわかる。

よって、A-wearを用いたトレーニングをおこなうことで、尺骨神経に物理的刺激を与え、第四指および第五指を機能的に使用する神経回路を構築することが、肩甲上腕関節に連結点をとり、キャッチからスムーズな引き込み動作を達成し、相手の重心を崩し、背中をマットに付けることにつながると結論付けられ、この達成が可能なA-wearがレスリングにとって勝利を獲得するのに非常に有効な手段であるといえる。

比較するトレーニングとして、単にラットプルダウンや、ローローといった全身の連動を考慮に入れない限定された筋力トレーニングをあげると、

肩甲骨の上方回旋及び、ともなう上半身の歪みを解消する要素は含んでいるものの、歪みの連動の結果、腸骨のうなづきによっておこっている「大腿骨の内旋」を解除することが、達成されないため、

これらのトレーニングで鍛えた筋収縮パターンで引き込みを行うと、自らの重心が崩れ、上半身だけで最大限パフォーマンスを引き出そうとするため、全身のキネマティックチェーンを生かし切ることができない。

レスリングのおいて、キャッチからの引き込みを達成し、全身のキネマティックチェーンをつないだ状態で、自らは安定したまま、相手の重心を崩し、

背中をマットにつけることで、勝利を得るためには、A-wearによる尺骨神経の促通、および肩甲骨上腕関節に連結点をとることが、その他のワークに比べより有効であり且つ必要不可欠、その達成に非常に有効な手段といえる。

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